冬野つぐみのオモイカタ【完】

作者とは

それはどこにでもありそうな。ある夏のある町での出来事。
人が黒い水を残して消えてしまう事件が世間を騒がせる中、行方不明になってしまった親友沙十美。
これは人ならざる力を持った犯人を追いつめるべく、人より優れた観察力を持つ女子大生、冬野つぐみが異能を持った協力者と共に親友を救うために立ち向かう物語。…

気弱で友達が作れなかった私、冬野つぐみに初めて出来た大切な友達、沙十美。


彼女が笑えば、私も嬉しい。

彼女の幸せを願いながら私は過ごしていこう。


それだけでよかったのに……。


この街で起こっている黒い水を残し、人が消えていくという連続行方不明事件。

私の大切な友達も突然に、消えてしまった。


探すんだ!

何の力も持たない私だけど唯一、人より優れたものがある。

それは観察力。


沙十美を求めるさなか、人ならざる者の存在を知った私に手を差し伸べたのは黒髪を無造作に束ねた美しい人。

そして人を信じない人形のような美しさをたたえた兄妹。

彼らと共に私は親友を求め自身の観察力を使い真実へと近づいていく。


――私のこの目で、必ずあなたを取り戻す。