王朝怪奇譚〜弱気な霊媒師と強気な屍術師〜

作者遊井そわ香

神に祈りを捧げるために、支石墓の中に入った女性。巨大な石の蓋は、成人男性五人がかりでやっと動くもの。それにも関わらず、わずか二時間の間に支石墓の中から女性が消えた。
謎を解くべく、霊媒師ユエンが宮廷に呼ばれる。
スイレンという名の屍術師も現れ、どちらが先に事件を解くか競うことに。

リヤヲ王朝で巻…

神に祈りを捧げる儀式に、皇帝の息子バダオイの側室に入るのが決定していたスファンが選ばれた。

支石墓の巨大な石の蓋は、成人男性五人がかりでやっと動かせるもの。その支石墓の中に入ったスファンが二時間後に死んだ。


霊媒師ユエンが宮廷に呼ばれる。バダオイは、スファンは虫に喰われて死霊となり街をさまよっているのではないかと恐れる。

現場検証をしにユエンが支石墓を訪れると、スイレンという名の屍術師に出会った。ユエンの兄で幽霊であるクオンとスイレンが口論となり、どちらが先に事件を解くか競うことに。


街でスファンの幽霊を見たという人物に話を聞いたり、スファンが側妃になることを正妃と側妃と愛人はどう思っていたのか、ユエンは幽霊仲間の協力を得て情報収集をする。


支石墓でバダオイが見たという、複数の虫。

スファンを祈りの主に選んだ、巫女オバミ様が持つ四つの宝石の謎。

スファンがダンサーとして働いていた店。 

これ以上の側妃はいらないと言う、バダオイの正妃。 

屍術師を名乗るスイレンの能力とは?


ユエンがたどりついた真実と、事件を仕組んだ犯人は……。


怪奇ミステリー奇譚。