黒山の隠里・安是では女は恋をすると光る。
だが、かすみは十八になっても光らず、山に消えた色狂い母阿古への蔑みから〝かすのみ〟と呼ばれていた。
一方で敵対する里・寒田の燈吾と逢瀬を重ねていたが、露見して安是の巫女・芳野嫗に折檻される。
安是と寒田は元々一つの里、東に落人の安是、西にその家来衆の寒田に…