迷い込んだ森で出会ったのは、孤独で麗しい守り神でした。(コミック原作大賞応募用)

作者青花美来

ある日、落雷に打たれて目が醒めると、見知らぬ森の中だった。

見るからに深い森の中を彷徨い歩いているうちに出会ったのは木陰に横たわる一匹の大きな黄金の犬。
よく見ると怪我をしているようで、できる限りの応急処置を施した。するとその犬はむくりと起き上がり歩き始める。
その犬について行った雅がたどり着い…

【ストーリー概要および物語の設定】


ある日、落雷に打たれて目が醒めると、見知らぬ森の中だった。


見るからに深い森の中を彷徨い歩いているうちに出会ったのは木陰に横たわる一匹の大きな黄金の犬。

よく見ると怪我をしているようで、できる限りの応急処置を施した。するとその犬はむくりと起き上がり歩き始める。

その犬について行った雅がたどり着いたのは、少し寂しさを残す神社。

そこで見つけたのは、先程の犬と同じ場所が欠けてしまっている狛犬の銅像。

そして社の中から出てきたのは、黄金の髪の毛の美青年の姿。よく見るとその髪の毛の上に犬のような耳が見える。そしてその片耳には、雅が数十分前に犬の手当てに使ったハンカチが巻かれていた──


雅が助けた犬は、この神社の守り神だった。

そして雅は、巫女として神社を共に守って欲しいと頼まれる。

一緒に生活していく中で、人ではないのにと思いながらも惹かれていく。


現代に帰りたい、でも一緒にいたい。

葛藤する雅と、「後生だから」と謝りつつも最初から現代に返すつもりなど毛頭無い狛犬。


これは、祀る神を失ってしまった神社をたった独りで守ってきた孤独な守り神が、迷い込んだ一人の人間を愛してしまう、甘く切ない和風ローファンタジー。