ワールズエンドヒロイン 王子様と結ばれなかったら、義賊(悪役)と出会いました

作者染椛あやる


■ ストーリー概要および物語の設定


 伯爵令嬢のアマーティアは、幼い頃の事故が原因で自分が小説のヒロインに転生したことを知る。しかし、物語通りなら自分と婚約するはずの王子アレックスが別の令嬢にプロポーズをする。今まで記憶にある小説を道標として生きていたアマーティアは、道を外れた途端自分が空っぽであることに気が付く。


 自分を変えるために街の図書館で働くことになったある夜、巷を賑わせている義賊ヴァニアスと出会う。


 ヴァニアスや仕事の仲間と毎日を過ごしながら、新しい生活に慣れていくアマーティアは、アレックスと婚約した女性ファルメルに出会う。彼女はアマーティアに素っ気なく、ヴァニアスと関わらないよう言ってくる。アマーティアはそれをきっかけに、ヴァニアスが小説内では悪役の立場であり、死ぬことを思い出す。だが、そうと知ってもアマーティアは彼に惹かれていく。


 物語はアマーティアにとって悪い方向へ進み始めるが、目的を持って義賊となったヴァニアスは忠告を受け入れようとしない。さらに、ファルメルもアマーティアに関する秘密を抱えているらしく――。


 これは、ひとりの少女のために紡がれた世界で、本当の幸せを手にするヒロインの物語。