だけど恋してしまったんだ

作者咲來ユナ

綿貫梨世(高2)は優等生。しかし内緒でBarに行きノンアル片手に夜を過ごすことがある。母子家庭で育ち、看護師の母が夜勤の際の寂しさを埋めるためだ。
そんな中、梨世はBarで長江奏多(高2)に出会う。奏多は最近隣のクラスに編入してきた男の子。バイトをしている奏多と、通っている梨世。どちらもバレると都…

綿貫梨世(高2)は優等生。しかし内緒でBarに行きノンアル片手に夜を過ごすことがある。母子家庭で育ち、看護師の母が夜勤の際の寂しさを埋めるためだ。

そんな中、梨世はBarで長江奏多(高2)に出会う。奏多は最近隣のクラスに編入してきた男の子。バイトをしている奏多と、通っている梨世。どちらもバレると都合が悪いため、秘密を共有することになる。


強姦に襲われかけたことをきっかけに、奏多がいる日にしか行かないこと、帰りは奏多が送ること、を条件にBarに通うことになる梨世。

お互い複雑な家庭環境で育ったことがわかり、徐々に距離を縮めていく2人。

もちろん2人は、自分たちの血が繋がっているなんてこと、知るはずがなかった────。


男性不信の梨世の母、美園。

梨世の存在を知らない莉世・奏多の父、誠ニ。

誠ニを自分の物にしたい奏多の母、怜子。

Barの店長で怜子の愛人、享。

高校時代の美園と誠ニを知る教師、泰介。


ある日怜子がBarに現れ、梨世に言い放つ。

「あんたとあの子は半分血の繋がった姉弟よ!!!」


享が唇を震わせる。

「俺は怜子に頼まれて、お前たちを近付けた。」


過去が今を、狂わせる。