夢乃森学園高等部二年の赤月りんごは、修学旅行実行委員会の委員長を務めるクラスの人気者。学校では活発に明るく振る舞う一方で、誰にも見せない孤独な一面を持ち合わせている。そんなりんごは、太陽の高度が最も高くなる夏至の日にやってきた転校生、冬上翼のどこか孤独で寂し気な瞳と目が合った瞬間、”もう一人のりん…