依者と呼ばれる人々がいる。彼らは自身の魂の片割れと共に戦い、魔物を討つ。
魔物とはなにか。それは、負の感情を持って死んだ魂が寄り合わさったもの。
奴らは人の目には見えない。だが確実に人々を、世界を、殺しに来る。
だから依者は魔物を殺す。世のため、人のため、人知れず。

―――さぁ、覚悟を決めろ。戦…

高校入学を控えていた浅見千賀也はある日ショッピングモールでバケモノに遭遇し、魂にバケモノこと魔物まものによる呪いをかけられてしまった。そしてそれを解くためには依者いしゃと呼ばれる魔物を倒す者として戦い、魂を少しずつ浄化するしかないと告げられる。

千賀也は嫌々ながらも魔物と戦うことを承諾し、相棒として武器として一緒に戦う化物けもののプチの助を生み出す。

連休に新人お披露目会に行くことが決定すると、あの日ショッピングモールにいた依者たちが所属する班とともに参加することになった。

だがお披露目会当日、化物が依者を食い殺して魔物化、更には複数体の魔物まで出現し一気に修羅場と化す。

食い殺された依者の残した言葉をキッカケに、千賀也は自分が依者になったことの重大性とこれから戦う敵の凶悪性を思い知るのだった。


依者により保たれていた安寧の日々は、ある日突然崩れ去った。

意思を持つ魔物、親殺し、女の願望、世界の崩壊。


伸し掛かる重荷が、運命を大きく動かす。

その重さに、この心は耐えられるのだろうか。

これは、何かに追われる人々に贈る、現代ファンタジー。