ストーリー概要および物語の設定


 とある宇宙の片隅に〝色世界いろせかい〟と呼ばれる6つの星があった。それぞれの星は赤・橙・黄・緑・青・紫の色を帯びており、その星に暮らす人々の瞳や髪、血液の色もまた、その星の色と同様だった。6つの星の中でも〝特異とくい〟であった紫星むらさきぼしと、多くが機械化された青星あおほしは遥か昔より戦が絶えず、青星は緑星みどりぼしと手を結び、紫星は赤星あかほし橙星だいだいぼしと同盟を結んでいた。

 真っ白な姿の少女スノウと、同じく真っ白な姿の青年鉛白えんぱくは、紫星上空で気を失い黒い大きな鳥に助けられ、赤星へ連れてこられた。目が覚めたふたりは自分たちがなぜ赤星にいるのかもわからないまま、何者かから逃げるように赤星の森の中を移動する。

 途中、赤人あかひとの少年緋色ひいろや謎の楽師アガットと出逢い、彼らと共に旅をすることとなるが、実は緋色、アガット、そしてスノウと鉛白もそれぞれの事情や秘密を抱え、互いに欺きあっていた。

 物語は過去と現在、赤星と紫星が交錯しながら、家族、楽坊、王宮、武闘大会を巻き込み、少しずつ彼女たちの正体が明かされていく……