犯した罪には代えられないけれど。

作者七田都夜

▶ストーリー概要および物語の設定


ある日、刑事の乙宮領がレッドビルド管理人に任命される。

レッドビルドとは、急速に日本社会で拡大した凶悪犯罪者を収容する街で、そこに一度収容されると二度と出れない厳重なシステムとなっている。そこの管理人は皆、精神を病んで辞めていくウワサもあるほど厳しいものだった。

厳重なセキュリティを抜け、奥のほうへ歩いて行くと、許可無くBARを経営していた忍野優樹と出会う。忍野は、凶悪な犯罪者とは思えないほどフランクに接してくるが、突然、乙宮の妹である睦美の名前を口にする。

3年前、睦美はとある事件に巻き込まれ、その後まったく外に出られないほど精神を崩壊し、犯人は未だ逮捕に至っていなかった。

乙宮は事件を調べるために管理人職を受ける決意をしたともあって、執拗に忍野に迫る。

しかし、忍野は「レッドビルドからの解放が条件」だと言って、事件については一切口にしない。

果たして、忍野は事件の首謀者なのか。そして、3年前の事件の真相はどこに。