尚が通学電車に揺られていれば、いつの間にか見知らぬ世界に招かれていた。その世界は、否応なく、過去の出来事を思い起こさせる。そして、そのたびに、頭の中にある疑問が浮かんだ。──この記憶を消してしまいたいか、残しておきたいか。

すべてを思い出したとき、迎えの電車がやってくる。どこに向かう電車に乗るの…







 


汽笛の音が聞こえたら、せーので海に飛び込むの。


約束だよ?


うん。約束。









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ジュリアンの遺書