子ども好きの男性は素敵。好きな子がそう言ったからで、俺が気を引きたかったのはお前じゃない!

◆ストーリー概要および物語の設定


 桃苗市は都心から電車で一時間の、自然豊かなベッドタウン。こじんまりとした飲み屋で働く足立涼也アダチスズヤは、ある晩、店の裏でゴミを漁る幼児を発見する。


 警察に届けようとする涼也だが、幼児は突如、小さな獣に変身してしまう。それは、絶滅したと言われているニホンカワウソだった。


 幼児をキュウと名付け、人外であることを隠して育て始める涼也だが、初の子育てに大苦戦。


「子ども好きの男性って素敵です!」


 好きな女子の言葉を鵜呑みにし、涼也はアピールするも見事玉砕。その時、子育ての手伝いを申し出たのは、飲み屋の常連客で憎き恋敵である、渡瀬和樹ワタセカズキだった。


俺が気を引きたかったのはお前じゃない!


 憤る涼也だが、あっという間に懐に入り込まれ、同棲子育て生活状態に。子どもは好きだが、恋愛対象は男だという渡瀬に、外堀を埋められ、次第に涼也は絆されていく。そして――


 三人で、家族になりたい。それが涼也の出した結論だった。


爽やかエリート営業マン×根暗で卑屈な居酒屋店員の、ほっこり人外子育てBL