気候変動により日本の3分の1が水没した近未来。次々と現れる疫病や世界情勢の不安定化により世界人口は激減した。日本政府は生体ナノマシン“ヒポクラテス”による国民の健康の一括管理に踏み切る。

 しかし、東京湾岸の水没した区画(ロスト・シティ)に住み着いた難民や戸籍を持たない人々はこの管理から外れ、…

ストーリー概要および物語の設定


 気候変動により日本の3分の1が水没した近未来。次々と現れる疫病や世界情勢の不安定化により世界人口は激減した。日本政府は生体ナノマシン“ヒポクラテス”による国民の健康の一括管理に踏み切る。


 しかし、東京湾岸の水没した区画(ロスト・シティ)に住み着いた人々はこの管理から外れ、その子どもたちは国に認知されない「見えざる子ども(Invisible Children)」と呼ばれるようになる。ロスト・シティを拠点に密輸や賭博でシノギを行うヤクザたちは、警察に追跡されにくいInvisible Childrenを「ゴミ屑(トラッシュ)」と呼んで利用していた。


 “ヒポクラテス”を開発した巨大医療組織SALUS(サルース)の実験体だった元Invisible Childrenの鷹雄は、殺された仲間の復讐のために自らの体内に入れられたヒポクラテスを変異・暴走させて超人的な力を得る。その存在に目を付けた新興トラッシュチーム「DOZEN(ダース)」のリーダー・リョウは鷹雄をチームに誘う。


 復讐に取り憑かれた鷹雄と、この世界を壊そうとするリョウ。二人の出会いは混沌のロスト・シティに最大の抗争を引き起こし、少年たちを強大な権力との戦いへ導いてゆく。