ソラシド、ケイデンス

作者結城ひなた

絶望の中にいた朔を救ったのは、自転車競技部に所属する、真っ直ぐで友だち想いの怜だった。

次第に怜に惹かれていく朔。

だが、ある悲劇が起こってしまう。

そこからもうひとつの隠された物語が始まり、嘘と真実が交錯していき……。


そして最後に明かされる秘密の先、朔と怜が迎える衝撃の結末とは──。…


「ずっと俺の隣にいろよ」



彼はそう言って優しく私を抱きしめた。



ふたりを繋いだのは

ひだまりのように温かいピアノの旋律。



私と彼が織りなす

秘密と嘘のマリアージュは

甘く、切なく、儚くて



そして、

ほんのり危険な香りがしたんだ。