僕は、僕のことを狂わしいほど愛している。

作者狼谷匡基

 僕は、僕のことが大嫌いだ。

 春雄はいわゆる普通といわれる人間だった。母と同じように、対面する人間に対しては人間の表面的な言動を使う。そんなある日、仲京子という女に出会う。彼女は欲望のままに生きており、そんな彼女にあこがれを抱き、一目惚れをした。

 春雄は自身のことが嫌いであった。そのため、…