人と人ならざるものが一緒に暮らす国、ルブリス。
そこにはヒュームと呼ばれる純粋な人間と、
フォールスと呼ばれる人間と吸血鬼のハーフが暮らしていた。


交わることのない2つの種族が交わる時、時代の歯車は動き出す………

ルブリス王国ミア通りの一角にある『プレーヴ・アヴェルス』

雨の降る日にしか開かない店には不思議な男がいた。


彼の名前は、リアム・ヴィアルド。


ルブリス王国きっての魔法士だが、その正体は人の感情を喰らう悪魔と人間のハーフ。

彼の一族がある大罪を王家に犯したせいで、陽の光の下を堂々と歩くことができなくなってしまう。

それを可哀想に思った両親が自分の命と引換えに「リズ」と名乗る男に引き取られ、育てられる。






リズが幼い彼に教えたのは、基礎的な魔法だけでなく、人の感情を喰う為の魔法だった。