女神墜落~あなたがわたしを好きになるまで~

作者奈月沙耶

神々と人との交わりが古ほど濃密ではなく、だが未だ神の息吹が色濃く残る時代――。
とある街の守護神であるうるわしの女神さまは、容姿に優れ聡明で、そして高慢で性格が悪かった。父神である大神は、慈しみの心を持てない娘にお灸をすえることにする。
雲の上から蹴り落され、下界へと落ちた女神さまはちんちくりんな…

それでも人間は、長い日照りの後の慈雨に感謝を捧げるように、

穀物の実りをこうして祭壇に奉納するように、

良いことがあっても悪いことがあっても、

それは神々の仕業と納得して祈りを捧げるのでしょう。


すべてを人の身で受けきれるほど、人間は成熟してはいない。

だからやっぱり人々には、神さまが必要なのでしょう。