樹木医フェイとエルフの秘密

作者春登あき

ノルドルン王国の冒険者ギルドには、1年ほど前から、魔物の討伐といった定番の高報酬任務には興味を示さず、植物に関する地味な依頼ばかり引き受ける変わり者の冒険者がいる。彼女の名前はフェイ、職業〝樹木医〟。
フェイは、エルフの師匠・キーランに教わった豊富な知識と、精霊を見ることができる不思議な力を生かし…

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■ストーリー概要および物語の設定


 ノルドルン王国の冒険者ギルドには、1年ほど前から、魔物の討伐といった定番の高報酬任務には興味を示さず、植物に関する地味な依頼ばかり引き受ける変わり者の冒険者がいる。彼女の名前はフェイ、職業〝樹木医〟。


 フェイは、エルフの師匠・キーランに教わった豊富な知識と、精霊を見ることができる不思議な力を生かして、樹木の診断や手入れを行うほか、時には原因不明の不思議な現象の解明にも乗り出す。

 狂い咲きの花樹、突然衰弱した巨木、突然変異の異色の花、伐採しようとすると障りがある老木など……さまざまな怪現象には、樹木に宿った想いや、人々の思い出などが深く関係していることも。フェイは依頼を通して、様々な人と樹木の物語に触れてゆく。


 そんなある日、フェイは行方不明となっている師匠のキーランに関する情報を入手し、ノルドルン王国から旅立つことに。再会を目指して旅を続け、断片的な情報を得る中で、フェイはキーランが何か病に侵されていたのではと気づく。

 旅の果てに2人は再会を果たすが、キーランはエルフとしての長い寿命の終わりを迎え、木に還ろうとしていた。