末期の引きこもりは監禁されていることに気づかない

作者月宮 イチル

金持ちの家に生まれた西園寺は廃ゲーマーの引きこもり。今日も親のスネをかじって、ニート生活を送る西園寺だったが……前任者の都合により、家政婦を交代することに!?そこで現れたのは如何にも陽キャっぽい、爽やかイケメンだった!しかも、めちゃくちゃ有能で、気遣いもできる……まさに非の打ち所がない!でも、最近…

 とある資産家の息子である西園寺伊月は廃ゲーマーの引きこもり。親が金持ちなのをいいことに、アニメとゲームに明け暮れる日々を送っている。そんな彼の傍には自称大学生の家政夫 皇遊鶴が居た。とにかくイケメンで優秀な皇は性格も良く、非の打ち所がない。

親のスネをかじる西園寺からすれば、皇はまるで別世界の人間だった。


 身の回りのお世話はもちろん、個人的な買い物や荷物の受け取りもやってくれる皇のおかげで順風満帆な引きこもり生活を送っている西園寺だったが、時々家政夫の言動に違和感を覚えることがあって……?窓にまで頑丈な鍵が付いていたり、この前までなかった小物が増えていたり、私物が消えていたり……でも、決定打となる異変は無いので西園寺は放置してしまう。

────自分が家政夫に監禁しているとも知らずに……。


 執着系イケメン家政夫 × ゲーム廃人の引きこもりが送る、ちょっとおかしい監禁ラブコメ!