勇者の血を引く孫娘は、今日も魔王の隠し子に愛される。(コミック大賞応募作品)

作者桜瀬 亜夢

かつて魔王が滅ぼそうとした世界は、勇者と呼ばれる一人の男の手によって救われ平和をもたらした。 そして時は経ち、今は亡き勇者を祖父に持つ唯一の孫娘であるリリーは、すっかり平和となったサルヴァート王国で平凡に暮らしていた。

そんなある日、討伐されたはずの魔王と同じ『暗黒のオーラ』の痕跡が見つかったと…



▶ストーリー概要および物語の設定



 かつて魔王が滅ぼそうとした世界は、勇者と呼ばれる一人の男の手によって救われ平和をもたらした。


 そして時は経ち、今は亡き勇者を祖父に持つ唯一の孫娘であるリリーは、すっかり平和となったサルヴァート王国で平凡に暮らしていた。


 そんなある日、討伐されたはずの魔王と同じ『暗黒のオーラ』の痕跡が見つかったと報告を受け、王直属の親衛隊が調査へ向かうと、そこにはなんと魔王の隠し子が住んでいた。


 まだ魔王として覚醒しておらず、幼い姿の男児を処刑することができない王国は、勇者の血を引き『天使のオーラ』を持つ孫娘のリリーを派遣し【隠し子が18歳の覚醒期を過ぎるまでの間、あらゆる行動を共にし、なんとしてでも魔王覚醒を食い止めろ】と命令を下す。


 リリーは王の命令どおり魔王の隠し子を覚醒させぬよう、最悪のシナリオだけは避けようと躍起になるが、隠し子を魔王に仕立てようと企てる者や、勇者の孫娘を暗殺しようとする者などにはばかれ、二人は様々な壁を乗り越えていく。


 本来ならば敵対する者同士の二人。けれど、どういうわけだか魔王の隠し子はリリーに懐き、そして成長し、時間を共にしていくにつれて、重たく激しい恋をしていく──。