幸せはいつも遠くて

作者琉依-rui


親同士の怒鳴り合いと暴力
信じていた友人からの裏切りといじめ
本気で愛した人の裏切りと

私の幸せはいつだって遠い。
幸せになれたって思える瞬間は一瞬。

あの日、あの人に出会うまでは

「お前がいなければこんな事にはならなかったのに!」


母が涙と血でぐしゃぐしゃになった顔で私をきつく睨む。


「お前らうるせぇんだよ!!」


酒に酔った父親が母親の髪を掴んで振り回して部屋の隅に投げる。

人形のように飛んでいく母を見ながら固まっている私の首に手をかけ、そして



「桜ちゃんとか最初から友達じゃないよ。気持ち悪い」


一番信頼していた友達が汚いものを見る目で私を見てそう言った。



「桜と出会えて良かった!ずっと一緒にいようね!」

「まじお前無理だわ。正直結婚したくないし子供もオロシテヨ」


私にやさしく触れた一番愛する人が知らない女の肩に手をまわしてそう笑った。



私にとって幸せは一瞬で、そしていつも遠い。



「俺を信じてよ。言葉だけじゃなくて態度でわからせるから」


彼は泣きながら私にすがってそう言った。



この愛は信じられる?裏切られる?