目的は、地球侵略だったはずだが?

作者十束千鶴

侵略目的で地球に降り立った宇宙人・ケミカレゴル。両親はともに宇宙を支配してきた王と王后。幼少期から両親に厳しく育てられ、非常に冷酷でプライドの高い宇宙人になった。
侵略作戦決行まで、ケミカレゴルは地球人に正体がバレぬよう、地球の生物に憑依することに。そこでケミカレゴルが憑依したのは、心優しいおばあ…

▶ストーリー概要および物語の設定


侵略目的で地球に降り立った宇宙人・ケミカレゴル。両親はともに宇宙を支配してきた王と王后。幼少期から両親に厳しく育てられ、非常に冷酷でプライドの高い宇宙人になった。

侵略作戦決行まで、ケミカレゴルは地球人に正体がバレぬよう、地球の生物に憑依することに。そこでケミカレゴルが憑依したのは、心優しいおばあちゃんと、気難しいおじいちゃんの二人に拾われた、柴犬(一郎)だった。

「”イチロウ”とは……このケミカレゴルのことか?」

ペットという概念が宇宙界隈にはないため、最初は『一郎』が何なのか理解できず、抵抗し、手を噛んだり引っ掻いたりもした。

それでもおばあちゃんが可愛がってくれ、初期は「犬ころなんてすぐ死ぬだけだ」と否定的だったおじいちゃんも愛してくれる。そのうちに幼少期に両親から与えられなかった『愛情』を感じるようになり、「地球にいる間だけ」とめいっぱい可愛がられることにした。

しかし、地球に偵察に来た両親から咎められる。しかし、その両親も近所の犬だった!

両親からは吠えられ(咎められ)、地球侵略計画を実行するよう言われるが、可愛がってくれる二人を思うと実行できない。ケミカレゴルの一世一代の反抗期が始まる。