前世は日本の会社員だった主人公『フレデリカ(愛称:リカ)』は異世界の落ちぶれた旧大公家に転生した。前世の記憶のあるリカは、それを利用して事業を起こすことを決意する。その名も『悪役令嬢ビジネス』であった。王家と成金一家から依頼を受け、『悪役令嬢』として王子と成金令嬢の恋を盛り上げるビジネスモデル。…

▶ストーリー概要および物語の設定


 前世は日本の会社員だった主人公『フレデリカ(愛称:リカ)』は異世界の落ちぶれた旧大公家に転生した。前世の記憶のあるリカは、それを利用して事業を起こすことを決意する。その名も『悪役令嬢ビジネス』であった。王家と成金一家から依頼を受け、『悪役令嬢』として王子と成金令嬢の恋を盛り上げるビジネスモデル。既得権益を維持したい王家周辺からも、新規事業に参入したい成金一家からも重宝されたこのビジネスによって、リカは財産を築いてきた。

 夢のFIREを成し遂げる資金がたまりかけてきたころ、トラビス王国で王子から婚約破棄を言い渡され、「これで今回の依頼も大成功!」とほくそ笑んでいたとき、「では私がフレデリカ嬢の婚約者に名乗りを上げてもよろしいか」と言い出す輩がいた。その相手こそ、世界有数の大国家、アンドロマリウス大帝国の第三皇子『イヴァン』だった。

 お金は欲しいけれど、大帝国の皇子妃になるなんてまっぴらごめんだと考えるリカはイヴァンから逃げようとするが、腹黒皇子イヴァンは着実に外堀を埋めていく。そんな二人が徐々に心の距離を近づけていく物語。