人類と魔王の戦争の最終局面。滅ぶ寸前の人類は辛うじて最後の最後で魔王を討伐に至る。
 しかし、その代償は大きく、主人公オルドをはじめ、生き残ったのはほんの数名。
 最恐戦力の勇者、魔力タンクの役目のオルド、そして、暗殺者のリズ。……魔王を討った勇者は傷つき死に瀕していた。そのさなか、勇者は今度こ…

物語全体概要


主人公:オルド・クレイモアは、代々魔術師を輩出する名門貴族の生まれであった。

その血筋の示す通り、生まれつき魔力の上限値が天元突破しているレアスキル『魔力の泉』をもって生まれた。

そのことに将来期待する両親であったが、彼が成長後に神殿より告げられたジョブは、超々外れ魔術師系ジョブの『付与術士』エンチャンターであった。


そのことに失望した両親に勘当され、オルドは路頭に迷うことになる。そして、紆余曲折を経て冒険者となったオルドであったが、その外れジョブゆえに苦労に苦労を重ねることになる。だが、おりしも十数年後に、世界を揺るがす大事件が起こる。

魔族の大侵攻が開始され人間世界が蹂躙しつくされたのだ。だが、一大反撃作戦が開始され、少数精鋭の部隊が魔族の王を討つために旅立った。そのメンバーの中にはなぜかオルドがおり、彼は最後の最後まで戦いを生き残っていたのだが……。


なぜなら、彼の科せられた役目は、冒険者としての資質でもなんでもなく、無尽蔵の魔力を見え当てに、魔王討伐メンバーへの魔力供給タンクとしての役割であった。そのため、最後まで生き残っていたのだが、魔王と相打ちになった討伐メンバーが命惜しさに、時間訴求のアーティファクトを使おうとする。ほんの数秒戻るだけのアイテムであったが、致命傷を避けることは可能であると言われ、魔力タンクのオルドに使用を命じたのだ。しかし、オルドは使用をためらう。それは魔王を討ったとはいえ、時間を遡及すれば、魔王もまた復活することを意味するからだ。だが、メンバーのリーダーはオルドの想い人の命をも脅かし、その命を盾に使用を迫る。


仕方なく、アーティファクトを使用するオルドであったが、ふとアーティファクトにエンチャントをかければどうなるのかと思い、自身の限界を超えて魔力を注ぎアーティファクトを起動。


すると、気が付いたとき、オルドは数秒どころか、十数年の時を遡及していたのであった。

驚くオルドであったが、そのことの意味に気付き、今度こそ魔王に人類が蹂躙されないように世界をやり直す意思を固めて立ち上がるのであった。


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