この血はあなただけに捧ぐ(応募用)

作者十束千鶴

惣介は事件に巻き込んで妻を亡くしたトラウマから警察をやめた。しかし娘を養うため、旧同期の事件解決を手伝って金を稼ぐことに。

ある殺人事件の現場で、「自分は人の血を吸って生きる化け物だ」という男と出会う。男は血の匂いには敏感で、事件も匂いを頼りにすぐ解決してしまう。
彼の能力を見込んだ惣介は、自分…

惣介は事件に巻き込んで妻を亡くしたトラウマから警察をやめた。しかし娘を養うため、旧同期の事件解決を手伝って金を稼ぐことに。


ある殺人事件の現場で、「自分は人の血を吸って生きる化け物だ」という男と出会う。男は血の匂いには敏感で、事件も匂いを頼りにすぐ解決してしまう。

彼の能力を見込んだ惣介は、自分の血をやるからその能力を貸してくれと伝え、双方合意の上契約を結ぶ。事件解決を繰り返すうちに、無愛想だった静も次第に惣介に心を開いていく。


過去の記憶がなかった静だが、次第に人間だった頃の苦しい記憶が蘇り、苦しむことも増える。一方、惣介も妻を亡くした事件が未解決なため、その捜査を再開。

事件ととある医学部教授の繋がりが見える。調査中、教授が行っていた実験の被験者として静が使われた可能性が浮上。惣介たちの動きを察知した教授は警察に、二人を自分が関わる事件の首謀者であるとリーク。警察に追われながら、教授が首謀者である証拠を集め、教授は逮捕。

静は教授の薬で人間に戻り、惣介は警察から正式に探偵として雇われることが決まり、契約無効となる。それでも、二人はともに生きるのだった。