黄昏の白鴉堂〜あやかし街の郵便配達人〜

作者シアノ

 羽人という生まれつき羽のある支配階級の御先家に生まれた凛花。しかし凛花には羽がなく、羽なしと蔑まれて生きてきた。父が亡くなると、腹違いの妹である彩花が跡取りになり、凛花は廃嫡されて屋敷から追い出されてしまう。
 あてもなく下層のあやかし街にやってきた凛花は荷物に紛れていた宛先不明の手紙を見つけ、…

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 羽人という生まれつき羽のある支配階級の御先家に生まれた凛花。しかし凛花には羽がなく、羽なしと蔑まれて生きてきた。父が亡くなると、腹違いの妹である彩花が跡取りになり、凛花は廃嫡されて屋敷から追い出されてしまう。

 あてもなく下層のあやかし街にやってきた凛花は荷物に紛れていた宛先不明の手紙を見つけ、差出人の白鴉堂に戻そうと歩き出した。

 そしてようやく見つけた白鴉堂で店主の如雪に雇われ、凛花は郵便配達人になったのだった。

 お嬢様暮らしだった凛花は羽はなくても自分の足でしっかり歩き、郵便配達人として手紙という心を届ける。真っ直ぐな凛花の努力はあやかし街の人に受け入れられて、凛花の居場所になっていく。

 そして凛花は如雪に淡い恋心を抱くようになる。しかし凛花は知らず知らずの内にあやかし街の誘拐事件に関わってしまうのだった。