好きな人に好きな人がいる紗夜(サヤ)と尚(ナオ)。
行き場のない思いを共有できるのは、お互いただ1人だった。


「協力し合おうよ。アイツらの邪魔、2人ですればいいんだよ」


私たちは同志なんてかっこよく綺麗なものじゃないし、共犯者と呼べるほどの覚悟もない。

それでも、私たちにはお互いしかいな…




図書室の彼の涙を知っているのは私だけ。





私のみっともない嫉妬を理解できるのは彼だけ。






私たちには、私たちしかいなかった。








「俺たち二人で、アイツら壊すか。」








同志でも共犯者でもない。






彼の願いと私の願いは時間を止めること。






押し花のように愛しい人を閉じ込めること。




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