Each memory ~ 家族の軌跡 ~

作者みーぽん。

幼かった僕は、何も知らなかった。家族の秘密、苦しみを。ただ、ただ、笑っていた。後に……悲しみの涙を流すとは、知らなかった。




僕は、お兄ちゃんが今でも大好きだ。



どんなに、冷たい態度をとられても

幸せだったあの頃の記憶に、嘘はなかった。




「悠妃の成長を見ていきたいなあ…。

小学校、中学、高校、大学……

入学式の時は一緒に写真撮ろうな、悠妃。」




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約束は、守られなかった。



約束を、 破られても

まだを、信じようとしている僕は

お人好しで、バカな弟ですか?



信じていては、いけませんか……?




幸せだった日々に

嘘は無かったと、今も信じている。




あなたは、人をどこまで信じる事ができますか?




何度、裏切られても


過去の幸せの記憶を信じ続けることができますか?




また、幸せな日々は戻ってくると

信じ続けることはできますか?





妃響を信じる、悠妃の気持ちです。





※ 愛妃 ~ 名前に託した想い ~

悠妃視点の、お話しになります。



本編では、描かれていない玖賀の家族の物語です。