傭兵部隊の任務報告1~物語の始まり

作者谷島修一

 ブラミア帝国軍の突然の侵攻により、ブラウグルン共和国軍は敗退を続けていた。
 最終決戦“グロースアーテッヒ川の戦い”で、軍の主力部隊は壊滅状態となり共和国は無条件降伏を決めた。

 しかし、共和国の首都ズーデハーフェンシュタットでは首都防衛隊が無傷で残存しており、中には徹底抗戦を唱えるものも少な…