彼は夕陽を見たいと言った

作者橘 明

 
 ある日の放課後。
ぐうぜん鉢合わせしたリーチの指に、引田は触れてしまう。
人と接触することを好まないリーチを挑発し、ふたりは手をつなぎ、校舎敷地内を散歩することになった。

 淡い想いを抱きながらも『友達』として、リーチとの時間を重ねていく引田。思わせぶりなリーチの隣で、引田の鼓動が加速する…



誰かに時間を掛けることで、

心の温度は変化する。



生涯で一度しか訪れない稀少な恋は、

切なくて、苦しい。