高校を卒業してすぐ、急逝した祖母の喫茶店を継いだ萌香(もか)。気合いだけは十分だったが現実はそう甘くない。奮闘すれど客足は遠のくばかりで毎日が空回り。そんなある日突然現れた閻魔大王の閻火(えんび)に結婚を迫られる。嘘をつけない鬼のさだめを利用し、萌香はある提案を持ちかける。「おいしいと言…もっと見る
自分を見失う萌香の前に現れたのは、自己肯定鬼級の本物の赤鬼だった。