恋の始まりは晴れたり曇ったりの四月のようだ

作者からした火南

不倫なんてまっぴらごめんだ。今だってまだ、そう思っている。
けれども、好きになってしまったのだから仕方がない。燃え始めた恋の火を消す方法なんて、ワタシは知らない。
障害が大きいほどに強く燃え上がるのが、恋の炎というものらしい。
パッサパサに乾いていたワタシの恋心はきっと、音を立てて盛大に燃え上がる…