エンジェル・ルール

作者月宮 イチル

この世界の人々は、誰もが生まれながらにして、翼を持っている。成長と共に大きくなっていく白い翼は悪いことを考えたり、罪を犯したりすると、黒く濁る。善悪の基準は、古来より伝わる『神の教え』に基づいていた。その中で最もタブー視されているのは、神の存在を疑うこと。少しでも神の存在に違和感を抱けば、白い翼は…





────ねぇ、神様って本当に存在するの?




────善悪って、何?





────どうして、弟を見殺しにしたの?






────ねぇ、誰か教えてよ……。