天使な君が噓をつく

作者夏来まゆ

「――それでは、良い夢を」
 高校二年生の橘颯太(たちばな そうた)は謎の女の声と世界が崩壊する夢を見た。

 おかしな夢なせいで早起きしてしまった颯太はいつもより早く学校へ向かう。そこではすでに今日来る転校生の話で持ち切りだった。
 転校生の名前は天利小羽(あまり こはね)。だが、彼女の顔は六年…