ある光景を目撃した結弦は光に裏切られたと思っていた。それから2年後、ニ人は再会する。もう交わることはないと思われたニ人の運命はどうしようもなく惹かれていく。
私にとって生きることは償いだった。
今まで傷つけ悲しませてきた人たちへの償い。
だから、
幸せになりたかった訳じゃない。
ただ誰かを幸せにしたかった。
〈――光の始まりにはいつも君がいた――〉