コミックシナリオ「このお見合いは、危険です。」

作者藤谷要

断られる前提で申し込んだお見合いが、佳子の想像を裏切る方向へと進んでしまう。お見合いを申し込んだ相手――五月春人との関係は、何事もなくすぐに終わるはずだったのに。
大好きだった父の死。そして佳子に力を貸す謎の鬼、如月。一族が抱えた闇の真実を知ろうとした佳子が迎える結末とは。

佳子は異能の里の出身で、父亡きあと、一上家の当主になった。だが、一族の掟に逆らい、勝手に犬猿の仲である五月家にお見合いを申し込む。相手から断られると思っていたが、色よい返事がきて春人と会うことになる。彼が密偵として佳子を探りに来たとは知らずに。鬼の如月の助力を得ながら、父の死の真相を探り、佳子は亡き父の望みを叶え、一族の闇を暴こうとしていた。ところが、顔を合わせて縁を切ろうとした春人だったが、彼と婚約することに。さらに彼が佳子の家に来て料理をすることになった。彼から好意を寄せられるようになり、佳子もだんだんと彼に惹かれていく。ところが、彼には恋人がいると実家にいる母から忠告される。父が隠していた日記を見つけ、一上家の集まりに出席する。そこで罪を告発すると宣言し、一族を敵に回す。無事に騒ぎが治まったが、取り調べの最中に春人が密偵だと、里香から伝えられる。佳子は彼に真意を問い質す。彼は家族に全てを告白して謝罪し、義兄の理解を得て密偵を辞めていた。二人は仲直りして両想いになったが、一族の罪の重さを思い、付き合いは断った。だが、四月になり春人が里からの監視として佳子のもとにやってくる。