夫婦(わたしたち)は嘘でできている

作者雪白りんご

朋美は一年ほど前、夫・大介の二度目の浮気に感づいた主婦。ついに離婚のための証拠を揃えた。しかしあっさり離婚して終わるつもりはない朋美は、壮大な復讐計画を実行に移す。夫にも裏切りの味を教える――。大介の鞄にはボイスレコーダー、スマホにはGPSを仕込み、ライントークも同期済みの朋美は、大介の行動をすべ…

ストーリー概要および物語の設定

朋美は一年前、夫・大介の二度目の浮気に感づいた主婦。ついに離婚のための証拠を揃えた。しかしあっさり離婚して終わるつもりはない朋美は、壮大な復讐計画を実行に移す。夫にも裏切りの味を教える――。大介の鞄にはボイスレコーダー、スマホにはGPSを仕込み、ライントークも同期済みの朋美は、大介の行動をすべて把握した上で、心の隙間を狙い、理想の完璧な女・妻を演じていく。


罠を仕掛けては自ら夫を救い、外堀も固めていく朋美。計画は思い通り進み、朋美に落ちていく大介。朋美は親友やその夫と共謀し、大介とその浮気相手・すみれの関係をかき乱す。お互いの裏切りを知り、壊れていく大介とすみれ。しかし朋美の心には、自分が悪役であることへのストレスが溜まっていく。


やがて事情を知っているバイト先のオーナーにその結果幸せになれるのかと問われる。本当は傷ついていて、愛を取り戻したかっただけと見抜かれ、心が崩壊してしまう朋美。復讐をやめて離婚し、オーナーと結ばれる。朋美が築き上げてきた信頼により、大介は周囲から責められ、職も失い不幸のどん底へ。頭を下げるすみれに、朋美は人生をやり直すよう諭す。