闇を泳ぐ【完】

前の前のところから追ってきました。この作品の大ファンで、また載せていただき心から嬉しく思っています。血の繋がりという何よりも強い絆を持ちながら絶対に一緒にはなれない、誰よりも近くて一番遠い存在であるという葛藤が書かれた兄妹ものが死ぬほど大好きで、ありとあらゆるものを片っ端から読んできましたが、この作品を超えるものは後にも先にも出てこないのではないかと勝手ながら思っています。本当に素晴らしいです。この作品の好きなポイントを挙げるときりがないですが、特に好きなところは、兄春彦の愛の形の変化（強化）です。他作品では兄→男、又は兄（元々男としてヒロインを見ている）等という気持ち（の変化）が描かれているのをよく見ますが、この作品では兄→兄＋男という愛の強まりが描かれていて、男として深くメイを愛しながらも、しっかりと兄としても変わらず愛しているという、その相反する愛の形の葛藤の描かれ方が最高に素晴らしいです。兄として、時には父親のように、そして男として…1人の女性を命をかけて愛し抜く春彦の生き様に何度も胸を締め付けられます。メイは彼にとっての全ての愛の象徴なのだなぁと実感します。まさに究極の愛ですね。このような素晴らしい作品を世に送り出していただき、作者さんには心から感謝しています。書籍化してほしいと切に願っています。

仕事中に 少し読んでしまって 涙が止まらなくて 困りました…

泣ける。途中何度も苦しくなったけど、二人なりの形を見つけられて良かったです。お兄ちゃんの最後の手紙も良かったです。