▶ストーリー概要および物語の設定

 守護神・花龍の下繁栄してきた花の国。ある日、第二王子カジが宮殿を抜け出した先には、異国の楽器で美しい旋律を奏でる少女がいた。病床の父に代わり政務を休み無しに引き受ける、兄の第一王子カオツの癒しになればと、カジは翌日少女を宮殿に呼びに行く。しかし翌日、少女は燃える宮殿で、斃れた兄のそばで血濡れた刃を握り立っていた。カジの心を奪った音色の奏者の正体は、隣国月の国の末姫・ツキヤだった。

 それから数年。乳兄弟のケイと同盟国・空の国の王クオウの下に身を寄せるカジは、兄の名を継ぎカオツと名乗っていた。偶然再会した仇のツキヤは血塗れで倒れており、何やら訳あり。彼女をこちら側に引き入れると決めたクオウが理解できないカオツとケイは、花の国奪還のための作戦の際もツキヤとぶつかってばかり。しかし次第にツキヤに惹かれていくカオツ。ケイはそんなカオツのために、敵からツキヤを庇って命を落とす。喪失感の中、惹かれ合うのを止められない二人と、クオウの思惑。

 愛憎渦巻く三つの国と、三柱の龍を巡る物語は、カオツとツキヤが龍の力を、統一国家の王となったクオウに譲渡し、自由の身となることで終結する。


▶元小説の作品URL

この作品は「カオツとツキヤ」をコミック原作化したものです。

https://maho.jp/works/15592098914039586604