幕末の京。兄の仇である新選組を討つため千鈴は人斬りとなった。


ちりんーー


ちりんー




京の夜に鈴の音が響く日は、必ず血の雨が降った。



人斬り鈴。




今日も彼女は目的のため刀を振るう。




そして今、

人斬り鈴に近づく足音がひとつ。






※この物語は新選組を取り扱ったフィクションです。

史実をもとにしている部分もありますが、史実とは大きく異なりますので、あらかじめご了承ください。