君の心は物理的に宝石で、あの海の色をしたサファイアである

作者穂積潜

 心を宝石として可視化する技術が普及した世界。
 通称『タマイシ(魂石)』と呼ばれるその宝石の美醜によって、人は評価されている。
 久世 純は高校二年生。彼はとある事情からタマイシを持たない、『心が見えない』人間である。そんな純は昔、最愛の彼女――空海 茜を振った。
 茜を振った後、接触を避けてい…