嵐の夜にやってきた少年、フィオ。共に暮らすうち、カナリアは彼に惹かれるようになるけれど。フィオには誰にも言えない秘密があった。
嵐の夜にやってきた少年、フィオ。
その背中を彩る美しい紋様は
王族の証で。
フィオは、きっといつかいなくなる。
理解しながらもカナリアはフィオへの想いを募らせていく。
「いなくなる時はちゃんと言ってね」
「……」
唇を重ねながら、少女と少年は大人になっていく。
秘密を抱える少年と純朴な少女の恋のお話。