わたしの息が止まるまえに迎えにきて

作者海乃くらげ








前髪を伸ばして、マスクをつけて、ピアスを開けて、野暮ったい眼鏡をかけて校則を守る






わたしがあの日の私だとバレないように






息を殺して生きていくんだと決めたのに、





「あれ。もしかしてその顔、ちょっと成長してる気もするけど……七星アキラ?」






空気が読めない天才は偽者を演じるわたしの決意を堂々と踏み荒らしていった






だけれど、その天才は確実にわたしの世界を変えてくれたのだ




画像タイトルを入力…