「私を! 大図書館に! 入れてください!!」
「無理だっつってんだろ! あんただいぶしつこいな!?」
……始まりは最悪だった。少なくとも、一方にとっては。

「アエラ」と呼ばれるエネルギーが満ち、魔法が発展した世界。

名門グリムアル魔法学校の敷地内には、奇妙な図書館が建っている。言い伝えによれば…

ストーリー概要および物語の設定


「私を! 大図書館に! 入れてください!!」

「無理だっつってんだろ! あんただいぶしつこいな!?」

……始まりは最悪だった。少なくとも、一方にとっては。


「アエラ」と呼ばれるエネルギーが満ち、魔法が発展した世界。


名門グリムアル魔法学校の敷地内には、奇妙な図書館が建っている。言い伝えによれば、そこには魔族を封じた書物が収蔵されていて、書物を見張る魔法使いが暮らしているという。

その魔法使い――今代の『大図書館の番人』を務めるメルクリオは、魔法学校で起きている数々の事件を調査するため、一年生として潜入することに。


学校生活の中、メルクリオは大図書館に入りたがっている少女・エステルと出会う。彼女と散々揉めたメルクリオだったが、ある事件から互いを信頼するようになり、彼女を番人の助手とする。

そしてエステルの目的を追ううちに、二人は大きな陰謀と大図書館の歴史の闇に直面することとなる。


『大図書館の番人』と呼ばれる魔法使いとその相棒、そして罪人を父に持つ少女が、小さく歪な世界を変えていく――青春と魔法のファンタジー長編。