王妃デルフィーナの遺書

作者瀬尾優梨

学生であるリベカはある時から、中世の貴婦人になる夢を見るようになる。
最初のうちはどうせ夢だからと好き勝手振る舞っていたが、やがてリベカは自分が夢の中でなりきっているのは、500年前に実在した王妃・デルフィーナであると知る。
デルフィーナは夫である国王から疎まれており、愛人への嫉妬に狂った結果国を…

▶ストーリー概要および物語の設定

学生であるリベカはある時から、中世の貴婦人になる夢を見るようになる。

最初のうちはどうせ夢だからと好き勝手振る舞っていたが、やがてリベカは自分が夢の中でなりきっているのは、500年前に実在した王妃・デルフィーナであると知る。

デルフィーナは夫である国王から疎まれており、愛人への嫉妬に狂った結果国を隣国に売り飛ばそうとして失敗し、処刑されたとある。

だが、デルフィーナがそんな大それたことをする女性には思えない。リベカは近衛騎士・フェリクスと協力して、歴史の謎を解き明かしていく。

そしてついにリベカは、夫の愛人候補であるベリンダの企みを暴き、「ベリンダがデルフィーナの名で処刑される」という結末を見届けることになる。

正しい歴史の流れを生み出せて安堵するリベカだが、役目を終えたからか過去の世界に戻れなくなることを悟り、フェリクスとの別れの際に「生まれ変わって必ず、君の生きる時代で再会しよう」と約束される。

そうしてリベカは、いつも側で見守ってくれていた大学の若き助教授こそがフェリクスの生まれ変わりであると気づき、500年の時を越えた再会を果たすのだった。