日本某所にある夏の観光スポット海亀海岸。
毎年夏になると大勢の海水浴客で賑わう海亀海岸だったが、海開き前に二人の男女が夜の海で惨殺される事件が起きる。
町に赴任したばかりの保安官江原は、ベテラン刑事の佐々木と共に調査に乗り出すが、二人の男女を殺した犯人は地球温暖化により進化した巨大な黒いホオジ…
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夜の海の中を煌びやかな光を放ちながら泳ぐ魚達。
月明かりに照らされた海中は楽園のような美しさだった。
その中を優雅に泳いでいく一匹のマグロ。
かなりの大物である為か彼が海中を進む度に小さな魚達は左右へと避けていく。
しかし、魚達が逃げるのは更に後方から来る何かだった。
月明かりが照らす海中をゆっくりと動いていく黒い巨影。
それが横切った時、海中には頭だけとなったマグロが浮遊している。
黒い巨影はそのままその先の海岸に向けて消えていく。
