男子3割女子7割、薬学部の男子らは

作者小嶋

笑うのが苦手で不器用な百野念が、入学したのは男子3割女子7割の柿葉薬科大薬学部。
 肩身の狭いこの状況で無事過ごせるのか不安に感じていた中、新入生オリエンテーションで賀木剛と同チームになる。ペールピンクの髪色と、独特のゆめかわいいファッション。そしてぱっちり大きな瞳の愛くるしい外見の賀木は、〝ゆめ…


▶ストーリー概要および物語の設定

笑うのが苦手で不器用な百野念が、入学したのは男子3割女子7割の柿葉薬科大薬学部。

 肩身の狭いこの状況で無事過ごせるのか不安に感じていた中、新入生オリエンテーションで賀木剛と同チームになる。ペールピンクの髪色と、独特のゆめかわいいファッション。そしてぱっちり大きな瞳の愛くるしい外見の賀木は、〝ゆめかわくん〟とウワサになっていた。

 一方自分は黒髪にメガネ。地味オブ地味。釣り合わないし、賀木のような陽キャラとは今後、お関わりになることはないだろう……そんな風に思い込んでいた。

 が、人生そうは思い通りにいかない。

 1か月も経てば賀木は百野にべったり絡むようになっていた。賀木を通じて、孤立を決め込んでいた百野にも友人が少しずつ増えていく。

 テニスバカの三久、丸メガネの栗城……。

 もっぱらの話題は、テスト、メシ、バイト、他人の恋愛事情。

 憎めない変人たちとおくる、ゆるくて少し変な薬学生の生活を、夏休みまでつづった記録です。