両親を失い、周囲の人々に支えられながら、一人で暮らしていたハル・ローズレイヴは、優秀な頭脳を持っているにもかかわらず、学問を諦めていた。
ある日、国王レオンの生誕祭で、幼馴染の代役として舞を披露することに。
単なる穴埋めだった、はずだった。
しかし彼の舞は王の目に止まり、男の身でありながら『花嫁』として、彼は半年間王宮で暮らすことになる。
突然決まった、半年間の軟禁花嫁生活。
その間、ハルは王宮の図書室の利用を許され、図書室の管理人である『レイ』という青年や、王の副官から薬草の知識などを学び、そして期間限定である『王の花嫁』として、夫である王とも絆を深めることになる。
王宮で過ごす中で、ハルは自分が、『天上にある月の世界』の『花人』の末裔であることを知る。
王様×孤児の少年。時を超えたシンデレラストーリー!?