猫は神の洲にまどろむ

作者丹寧

 ある理由で東京を去った主人公が、ゲストハウスの人ならざる滞在者らとの出会いを経て、乗り越えられなかった思いに向き合う過程を描く。
 東京の旅行会社で働いていた瑠唯は、ある日退職して壱岐島でゲストハウスを開業する。
 しかし、記念すべき開業当日、自称「神の宿った猫」であるでうすに出会う。自分を…

東京を去り、壱岐でゲストハウス青嵐を開業した瑠唯。


人語を話し、養えと迫るオッド・アイの白猫に出会い、渋々ながら一緒に暮らすことに。


禍つ物から島を守るために来たという、一見普通にしか見えない猫を、でうすと名付ける。


ダラダラ暮らしているだけに見えるでうすの脇で、瑠唯のもとには次々に奇妙な宿泊客が訪れる。


さらに、幼馴染の朔が、瑠唯が東京から来た理由を知りたがるのも懸案の一つ。


ゲストたちの正体が明らかになるなか、禍つ物の存在や朔との関係にじりじりする瑠唯だが――