親友は私達の出逢いを【運命】だと言った。

互いに機能不全家族で育った私達が
求め合ったのは変わらぬ愛情だ。

罪深い愛、欲深さ、裏切りに
繰り返される過ち...。

そんな私達にも運命の様な
【ハッピーエンディング】が
あるのだろうか?

悪魔が悪魔になった理由を知り
辿り着いついた道の先に
待…



私が育った家庭は、どちらかと言えばあまり

良い環境ではなかったと思う。




毎晩飲み歩き他所に女を作ってばかりで

たまに家に帰ってきたかと思うと

母に罵声を浴びせ容赦なく殴る蹴るを

繰り返す父。



父方の祖父母と同居していたので

祖母からのイビリと父親の度重なる浮気で

日々ストレスを溜めイライラし

酒に溺れる母。


父からのDVで母が負傷した時も

母が酒に溺れ急性アルコール中毒で

運ばれた日もいつも病院に付き添うのが

私の役目だった....。



実家からそう遠くない救急病院では

私の母は常連だ。

診察した医師の判断で警察の介入もあり

幼かった私や兄弟達は一時期

児童養護施設の世話にもなった。



私は3人兄弟の長女として産まれたが

幸いにも兄のマサトや弟のナオトとだけは

環境はさておき兄弟仲が良かったのは

唯一の救いだった。




幼いながらも幸せな家庭や愛ほど不確かなものは

この世には、ないと思いながら生きてきた。



幼少期からそんな両親を見て育ったので

恋愛ドラマみたいな恋だの愛だのを

夢をみている友人達とは違い

どこか冷めた感情があったのかもしれない。